手間をかける価値がある『ハギス入りトルティーヤのトマト煮込み』
冷凍のマトンホルモンミックス1kgです。ハチノス、レバー、タン、マメ(腎臓)、ハツのバラエティーパックとなっています。解凍した時点でやや不安になるくさみがあることを否定できません。
とりあえずひと口サイズにカットして流水でザブザブ血抜きします。かなり匂いは気にならなくなりました。もともと下処理がかなりしっかりされているブツのようです。
とりあえず水で茹でこぼしましょう。後でハーブを入れる予定なので香味野菜等はこの時点では見送ります。
2回ほど水を替えつつ2時間くらい茹でました。もうかなり美味しそうです。
ちなみにまだ茹でただけなのに1kgあったはずのホルモンたちが半分以下の重量に減っています。これがいわゆる天使の分け前というやつです。
こいつを冷蔵庫でひと晩しっかり冷やしてからフードプロセッサーでミンチにします。
ミンチにしました。もう8割型ハギスです。本来ならここで玉ねぎやらなんやらを加えて蒸すのですが、諸事情により別日に回すため冷凍保存します。安らかに眠れ。
日をまたいで続きです。業務スーパーで買ってきたトルティーヤに解凍したハギス、ローズマリー、シュレッドチーズ、オイル漬けの自家製ドライトマトを包みます。1食あたりのコストとかそういうのは特に考慮していません。これは趣味なので。
本当はもっとちゃんとハギスにするつもりでしたが、子どもたちの口に合わない危険性を考慮して食べやすさ重視のカスタマイズに走っています。
これはオリーブオイルにニンニクを熱してホールトマト、ローリエ、塩をぶち込んだだけの超絶シンプルなトマトソースです。
真っ赤なトマトソースの海にトルティーヤを沈めます。あとは柔らかくなるまで弱火で煮込むだけです。
副菜もやっていきましょう。玉ねぎ、ウインナー、スライスチーズを細かく切ります。塩コショウで味付けしたら片栗粉と水を加えてざっくり混ぜまぜします。
オリーブオイルで焼くとこんな感じになります。ハッシュドオニオンです。材料も手順もシンプルでとても良い。
最終形です。ふわふわに柔らかくなったトルティーヤはスプーンで切れます。トマトソースの絡んだハギスが美味しいです。ハッシュドオニオンも玉ねぎがとろっとしてて良いですね。
これにキャベツスープと丸パンを添えて食べました。大人組は赤ワインをがぶ飲みします。トマトの旨味と羊のクセに合うので。
だいぶ手間がかかりましたが、マトンホルモンミックス1kg完食しました。ごちそうさまでした。